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ITA Issue 連載 : WebとSOAを融合したWeb Oriented Architectureの世界

Project Zeroで試すアジャイルなWebアプリケーション開発

第4回 RESTful Webアプリケーション開発の流れ――データ・アクセスAPIとZRMによるDBアプリケーション開発

前回は、コマンドライン・インタフェースを使って簡単なアプリケーションを作りながら、WebSphere sMashのアーキテクチャとアプリケーションの開発手順を解説した。今回は、開発環境にEclipseを用いて、RESTスタイルでデータベース処理を行うWebアプリケーションを開発する手順を紹介しよう。

2008年10月8日更新

text ●  樽澤 広亨 日本IBM

WebSphere sMash DE Eclipseプラグインの導入

 今回は、RESTを使ってデータベースを操作するアプリケーションの作り方を紹介しよう。Project Zeroの実装としては、前回に続いて「WebSphere sMash Developer Edition(DE)」を使用する。
 
 なお、前回はコマンドライン・インタフェースの開発環境を使ったが、今回はEclipseプラグインとして提供されている開発環境を使用する。本題に入る前に、まずはこの開発環境をセットアップしておこう。その手順は次のようになる。
 
(1) Java SE 5.0以上を導入し、《Java SEを導入したディレクトリ》を環境変数JAVA_HOMEに、《Java SEを導入したディレクトリ》\binディレクトリを環境変数PATHに追加する
 
(2) バージョン3.2以上のEclipseを導入する
 
(3) Eclipseの「Help」メニューから「Software Updates -> Find and Install」を選択する
 
(4) 「Feature Updates」ダイアログで「Search for new features to install」を選んで「Next」ボタンをクリックする
 
(5) 「Update sites to visit」ダイアログで「New Remote Site」ボタンをクリックする
 
(6) 「New Update Site」ダイアログの「Name」フィールドに任意の名称(例えば「WebSphere sMash DE Eclipse Plugin」など)を、「URL」フィールドに「http://www.projectzero.org/zero/silverstone/latest/update/zero.eclipse/」を入力し、「OK」ボタンをクリックする
 
(7) 「Update sites to visit」ダイアログで「Finish」ボタンをクリックする

画面1:「Search Results」ダイアログ

(8) 「Search Results」ダイアログ(画面1)で「WebSphere sMash DE Eclipse Plugin」をチェックする。その際、自動的に子のプラグイン(GroovyやWebSphere sMashなど4つ)にもチェックが入るはずだ
 
(9)「Next」ボタンをクリックする
 
(10) 「Feature License」ダイアログが表示されるので、ライセンス条項をよく読み、合意する場合には「I accept...」を選択して「Next」ボタンをクリックする
 
(11) 「Installation」ダイアログが表示されるので、インストール先を指定して「Finish」ボタンをクリックする
 
(12) プラグインのダウンロードが終了した後、「Feature Verification」ダイアログが表示されるので、「Install All」ボタンをクリックする
 
(13) インストールが完了すると「Install/Updates」ダイアログが表示され、Eclipseの再起動を促される。問題がなければEclipseを再起動する
 
 以上で、Eclipseを使ってWebSphere sMash DEのアプリケーションを開発できるようになるのだが、さらに続けて次に説明する設定を行っていただきたい。インストールしたEclipseプラグインは、デフォルトではProject Zero(現時点ではSilverstone)の拡張モジュールをダウンロードして使ってしまうので、拡張モジュールのダウンロード元となるリポジトリのURLをWebSphere sMash DE用のものに書き換えるのだ。
 
(1) Eclipseを起動し、「Windows」メニューで「Preference」を選択する
 
(2) 「Preferences」ダイアログの左側ペインにある「WebSphere sMash」を選択する

画面2:「Preferences」ダイアログ

(3) 画面2のような画面が表示されるので、「リモート・リポジトリー・チェーンを構成します。」とあるテキスト・エリアの「zero - https://www.projectzero.org/zero/silverstone/latest/repo」を選択し、「除去」ボタンをクリックする
 
(4) 次にこの画面で「新規」ボタンをクリックする
 
(5) 「新規リモート・リポジトリーの構成。」ダイアログで「Zeroリポジトリー」を選択し、「リポジトリーURLフィールド」に「http://www.projectzero.org/sMash/1.0.x/repo/base/」と入力して「OK」ボタンをクリックする
 
(6) 上の(4)、(5)の操作をさらに2回繰り返し、「リポジトリーURL」に以下の2つのURLを追加する

http://www.projectzero.org/sMash/1.0.x/repo/rte/

http://www.projectzero.org/sMash/1.0.x/repo/samples/
画面3:zero.data.testプロジェクトのディレクトリ・ツリー

 
(7) URLの追加が終わったら「OK」ボタンをクリックする
 
 以上の作業が完了したら、次の手順でEclipseプラグインの導入が成功したかどうかを確認していただきたい。
 
(1) Eclipseの「File」メニューから「New -> Other」を選択する
 
(2) 「Select a wizard」ダイアログが表示されるので、「WebSphere sMash -> WebSphere sMash Application」を選択して「Next」ボタンをクリックする
 
(3) 次の「新規 Project Zero アプリケーション」ダイアログで、「Project name」フィールドに「zero.data.test」と入力して「Finish」ボタンをクリックする

(4) 以上の操作の結果、zero.data.testプロジェクトが作成される。ここで、「Package Explorer」でプロジェクトを展開すると、画面3のように、第3回に説明したWebSphere sMashのコンベンション(規約)に基づいたディレクトリ・ツリーが作成されていることが確認できるはずだ
 
(5) Package Explorer上でzero.data.testを選択してコンテキスト・メニューを表示させ、「Run As -> WebSphere sMash Application」を選んで空のプロジェクトzero.data.testをWebSphere sMashアプリケーションとして起動する

画面4:Consoleに表示されるメッセージ

(6) 上記の操作の結果、Consoleに画面4のようなメッセージが表示される。これは、アプリケーションzero.data.testがポート8080番をリスンしていることを示すメッセージだ
 
(7) Webブラウザで「http://localhost:8080/」にアクセスする。その結果、画面5のように表示されたら成功だ

画面5:アプリケーションzero.data.testのトップ・ページ

(8) Consoleの右上にある赤い四角形のボタンをクリックし、アプリケーションzero.data.testを終了する

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